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★★★ 縁も 仲間も まわり つむいで いとぐるま ★★★ お気に入りの店「糸車(いとぐるま)」=山形駅前の十字屋パーキング入口正面にある暖簾のお店。 昭和56年創業という居酒屋のパイオニア的伝統のなかで楽しい酒処の情景と訪れる仲間たちを 気ままに紹介しています。since2008.11.01
自慢のひと品
鳥つくね
↓ケータイから↓
糸車のマスター
■ご予約はTEL631-8303■ いつもみんなを笑顔で迎えてくれる近藤マスター↓↓
お店MAP
十字屋パーキング入口正面↓↓
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おきてがみ

震災から一ヶ月が過ぎました。山形は統一地方選が予定通り実施され、マスターも小生も応援している方が見事当選を果たされ、まずはほっとしているところです。
関係者の皆さん、応援された皆様、本当にお疲れさまでした、良かったですね。

毎日といっていいほど余震が続き、福島のニュース、宮城のその後、色んな映像とニュースが流れています。

4/7には、再び大きな余震で山形市内も一夜の停電。いったいいつまでこの状況と、不安と恐怖の背中合わせのような日々が続くのでしょうか。

「なぜ?」という問いには、神様でさえも答えられない、この度の大震災。

よくスポーツ選手が、プレーでもって勇気や希望、一瞬でも癒されるひとときを、というような、言葉を選びつつもインタビューに答えるシーンを目にします。

地震のあとは、正直少し怖かったけど、自分だけずるいような、何事もなかったような、そんな気持ちにさせてくれる場所がやっぱり、ここ糸車さんでした。
お酒も入るし、なじみの顔も、そして小団体さんの宴会など、何とも言えない光景がやっぱりここにはあるんです。ほっとする、けどやっぱり自分だけズルいような。

米軍の「トモダチ作戦」任務完了で、指揮に当たった大佐が復旧作業した仙台空港近くを米軍機で飛行中、浜辺に木を並べたアルファベットの「アリガトウ」の字が見え感動したというニュースがありました。

その「ARIGATO」の文字について「苦しみの中で懸命に働いている人たちが私たちへの感謝を伝えるため、時間を割いて記した。日本の人たちへの感謝がこみ上げた」と述べたそうです。

感謝の気持ちに、また感謝できるこの大佐、そして時間と労力を割いて木で文字を並べた人々の心。

地震後に撮った、マスターの料理の写真を眺めてて、もっと目の前のことに感謝しないとイケないな と思いました。

マスター、いつも美味しい料理と楽しい時間をARIGATO。

前置きが長すぎましたが、、久々「今日のお肴」。

ほっとする、しみる一杯「なめこと豆腐の味噌汁」


この時期とっても美味しい「キャベツの漬け物」


マスター自慢の「ピザ」。見た目もいい感じです。


大好きな「おまかせパスタ」。


新鮮なアジのお造り。ほんとに美味かったです。「マスター曰く、あじっていうくらいだから、美味いのほんとに美味いよね」って。なるほどーっ。


やっぱり自分の廻りには、感謝しないといけないことが溢れていました。
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おきてがみ

別件で、マスターに電話をかけたところ、「今日、店開けてますから、ははっ」てマスターが言ってました。

本来なら、三連休のなかびというところなのに、マスターの苦笑い的なその声に、何か胸にくるものがありました。

ついこの前聞いた話ですが、マスターは地震の当日、停電のなかろうそくをつけて、お店を開けていたことを聞きました。
まだ情報も何もなく、街全体が真っ暗な夜、マスターはろうそくの灯りで、お店にひとり居たのかと思うと、目頭が熱くなります。

店を開けていたというより、場所をつくってくれていたのでしょう。
待っていてくれてたのでしょう。

上部階の住民の方の、居所になったかもしれません。マスターは、まっ暗い夜に、話相手になってくれてたかもしれません。

こうして文章を書いてても、言葉を選んでしまいますが、ガソリンが枯渇な状況のなか、自宅待機の企業が増えてるこの週末、ちょっとした余震にも心臓がびくつきます。
携帯の緊急地震速報が鳴ると、とりあえず逃げようと体が動いてしまいます。

いつまで、、、と思ってしまいます。

マスターの糸車は今年30周年、一生忘れられない年になりそうです。

今日、マスターのお店は開いてるそうです。

近藤マスターは、ほんとうにやさしい人です。
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